@article{oai:nipr.repo.nii.ac.jp:00007655, author = {小元, 久仁夫 and OMOTO, Kunio}, journal = {南極資料}, month = {Mar}, note = {P(論文), 昭和基地の周辺地域では,大陸氷床が融解しており,海水中の放射性炭素の濃度は,他の中緯度地域の濃度に比し,低濃度を示すことが予想された.オングル島やスカルブスネスなどでは,N.B.S.蓚酸のC-14濃度の95%をモダンカーボン値として年代が決定されている.今回オングル島の東で採水した海水は,従来の報告にない低いC-14濃度〔2860±125yrs.B.P.(δ C-14:-292±11)〕を示した.大気中のC-14濃度に比し,海水中のC-14濃度が異常に低く,しかも大陸氷床から離れるにつれてその濃度が高まることは,古い大陸氷床の融解に伴う海水中のC-14濃度の稀釋効果と解釈される.このような低いC-14濃度の海域に棲息している生物体のC-14濃度もまた中緯度地方の生物体のC-14濃度に比し低いことが予測される.従って南極地域におけるC-14年代測定に際しては,まず当該地域のモダンカーボン値や,大陸氷床から年代測定試料採取地点までの距離を検討した上で慎重に行なわれるべきである.}, pages = {20--24}, title = {東南極昭和基地および周辺地域のモダンカーボンの測定(予報)(日本南極地域観測隊の報告)}, volume = {43}, year = {1972}, yomi = {オモト, クニオ} }