@article{oai:nipr.repo.nii.ac.jp:00007147, author = {木崎, 甲子郎 and KIZAKI, Koshiro}, journal = {南極資料}, month = {Jan}, note = {P(論文), 東オングル島は,南北2.5km,東西2kmの小島で,まわりはいくつかの小さな島をめぐらしている.地形図は,地理調査所(現国土地理院)作製による1:5,000地形図を使用することができた.この島は,各種の片麻岩から構成されている.チャーノカイト質片麻岩(立見,菊池により閃緑岩質片麻岩とされたもの)・角閃石片麻岩・柘榴石片麻岩(同上花崗閃緑岩質片麻岩)・花崗岩シートおよび花崗岩質,含角閃石二種のペグマタイトである.この地域の構造の特徴は,ひとつの大きな西側に倒れた等斜褶曲構造である.その前面には,小褶曲の重なりあった前縁帯が,主褶曲に沿って南北に分布する.これら褶曲の内核に柘榴石片麻岩が分布している.褶曲の外郭は,チャーノカイト質片麻岩でとりかこまれているが,小褶曲帯の西側(前面)は,角閃石片麻岩帯となっている.この帯は,花崗岩シートの迸入帯であり,その交代作用によって,チャーノカイト質片麻岩が角閃石片麻岩に変ったものである(Fig. 5).線構造は,片理のうねりである.その方向と落しは,褶曲軸のそれと一致する(b-線構造).ところが,島の西部では,同じ性格の線構造が,褶曲軸に直角なa-線構造となっている(Fig. 1, Plate1).このことは,線構造形成が,主運動と直接関係のない,第2次の部分運動によることを示している,ペグマタイトと節理とは,運動後半の断裂ではあるが,そのパターンは一致しない.これは,その形成時期にずれがあるからである.ペグマタイトは褶曲の主運動期,節理はそれにやや遅れた曲隆運動期のものであろう.褶曲から断裂形成・衝上にいたる運動と,片麻岩の交代作用や花崗岩・ペグマタイトの迸入とには,深い関係が認められる.}, pages = {1147--1155}, title = {南極東オングル島の構造地質および岩石 第1部 構造地質}, volume = {14}, year = {1962}, yomi = {キザキ, コウシロウ} }