@article{oai:nipr.repo.nii.ac.jp:00007056, author = {柴田, 久 and SHIBATA, Hisashi}, journal = {南極資料}, month = {Jan}, note = {P(論文), 我が国の南極観測隊は過去4回の遠征のうち3回に亘り観測船宗谷の船上において電離層の観測を行なったのである.このような観測については(1)船舶は時々刻々移動するものであるため観測地点が観測の度に変ること,(2)電離層の特性は日によりかなり大きく変動するため1日だけの観測によって1地点のその時期における特性を代表することが難かしいこと,等の理由から得られた観測値の利用価値について種々論議されるわけである.このような論議に対して解決を与えるため実測された宗谷の船上観測値を緯度についてプロットした系列と,他の陸上固定観測所における観測値の月中央値から求めた緯度変化とを比較して見た.またそれと同時に宗谷の航路附近の観測所であるSingaporeにおける月間標準偏差と,船上観測による観測値のバラツキとの関係を検べて見た.その結果,上記プロットは固定観測所の観測から求めた緯度効果と較べて妥当な形を示しており,且そのバラツキは附近の固定観測所のものと殆んど一致していることが明らかとなった.従ってこのような移動観測が移動の間途切れることなく続けられ,その間に異常変化がないならば,得られた観測値の系列は一種の確率過程と見られるものであって充分信頼出来る経緯度効果を推定出来るのである.その推定其の他の取扱い方法は凡べて時系列理論に準じて行うべきである.}, pages = {911--914}, title = {宗谷船上観測による電離層経緯度効果の検討(超高層物理部門)(<特集>南極シンポジウム)}, volume = {11}, year = {1961}, yomi = {シバタ, ヒサシ} }