@misc{oai:nipr.repo.nii.ac.jp:00014027, author = {後藤, 大輔}, month = {Jan}, note = {2012年11月よりニーオルスンにおいて実施している大気中O2およびCO2濃度の連続観測結果を紹介する。観測した大気中O2およびCO2濃度を用いて、Atmospheric Potential Oxygen (APO)を計算した。APOは、観測したO2濃度変動から陸上植物活動の影響を取り除いたもので、主に大気-海洋間のO2交換に関する情報が得られる。ニーオルスンにおけるAPOは、夏に高く冬に低くなる明瞭な季節変化を示し、春から夏にかけては数時間から数日規模の不規則な高まりも示した。後方流跡線解析結果と海洋の純一次生産量(NPP)分布との比較、大気輸送モデルを用いたタグ付きトレーサー計算の結果から、これらAPOの不規則な変動は、主にスバールバル周辺海域の生物生産活動に伴い大気に放出されたO2によって生じていることが明らかになった。観測されたAPOの変動を用いて推定した海洋の生物生産量は、衛星観測から推定されている生産量とよく一致した。, Polar Meteorology and Glaciology Group seminar / 気水圏コロキウム 日時:1月25日(水)10:00-10:50 場所:C301(3階セミナー室)}, title = {ニーオルスンにおける大気中O2濃度の短周期変動 -海洋生物生産との関係-}, year = {2017} }